パリ⑧ カタコンブ~クリュニー美術館
パリ5日目(12/21)は最後の日。
夕方に空港行きの送迎バスがホテルまで来る。
この日はおねえちゃんが絶対行きたいという
地下墓地「カタコンブ」と、中世オタクの聖地(?)「クリュニー美術館」へ。
ダンフェール ロシュロー駅で降りると
すぐに、そこはあった。
すでに長蛇の列!!
「カタコンブ」入口で聞いたら、1時間待ちだって。
欧米の人も行列に並ぶんですね。
本当に1時間待ちましたよ。
ここは地下墓地の入口。
これから2キロメートル歩くの。
地上にあった墓地を掘り返して、
地下墓地を作ったそうよ。
そして、今、この上は高級住宅地。
少し歩くと、うわっ

両側の壁が骨よ~

時々墓標みたいなのがあって、、、、
ずっと骨の道が続きます。
そしたら、後方から小さいオジサンが走ってきて
私たちを追い抜いて行く。
スリかと思って、「ひぇっ

オジサンが戻ってきて
首から下げたカードを指して
「スタッフ、スタッフ」だって。
このオジサン、遠慮したのに
ガイドしてくれるみたい(笑)
ハート

昔の人だってずっと骨を並べていたら、ちょっと形を作ってみたくなりますよね。
飽きちゃうもの~

懐中電灯を当ててくれて、「写真を撮れ」って

これは、額を銃で撃たれて死んだんだって。
丸い穴がありますね、、、即死?

両脇にぎっしりと積み上げた骨、、、
どこの骨?と聞いたら、
腿とスネを指してみせたよ。
その他の骨は奥にあるって、またもや懐中電灯で照らしてくれる。
オジサンは途中でいなくなったと思ったら、
骨の死角から飛び出して、私達をビックリさせるの。
日本語で、「スゴイ


私達は、「スゴイ


オジサンはずっと笑顔


これはまるで、アトラクションよ。
出口近くなったら、オジサンが「ここまで」と言って
「バイバイ」って手を振りながら
「イチゴ・・・イチゴ・・・」と言っている。
もしかして、「一期一会?」って言ったらそうだって(笑)
「メルシー、バイバイ」って私達も手を振ってお別れしたの。
オジサン、ありがとう。スゴイ楽しかったわ~

出口の向かいには、お土産屋さん。
ポストカードを二枚だけ購入。
円安ですから・・・・
またまたメトロに乗って、クリュニー美術館(中世美術館)へ。
ここはローマ時代のいろんなものが展示されてる。
隣ではまだ発掘途中みたいで、土を深く掘り返してしたわ。
井戸? ガーゴイルとツーショットが撮れたよ

日本語音声ガイドがありました(*^_^*)
受付のおねえさんが「ジャポネ?」って言う。
ライセンスものを預けて貸してもらうのだけど、
私がパスポートをだして、おねえちゃんが運転免許証を出したら、
笑顔で免許証だけで2個貸してくれたよ。
無料だよ

パリの人って本当に優しいの。
この建物は、ローマ時代の役所みたいなものの跡に
修道院を建てたものらしい。
ローマ時代には公衆浴場やお祈りするところ、
色んな役割がある場所だった。
ローマはこのような施設がないと、町って認定されなかったらしい。。(うろ覚え)
そして、ここは、公衆浴場の跡の部屋です。
今では、ローマの船の模型が展示されてる。
こんな小さな手漕ぎの船で大丈夫だったのかしら。
大航海時代の少し前の船かもしれない。。。
キリストの磔刑の小さな祭壇がたくさん展示されてるわ。
お金持ちの家に置いてあったのね。
きっと航海に出る時も持っていったのね。
とにかく、磔刑ものばかり。
右腹から血が出ている。。。痛そう~

おねえちゃんに「あの血は何なのかしら?」って聞いてみたら、
「兵士ロンギヌスが死んでるかどうか確かめるため、
槍で突いた傷。
ロンギヌスは白内障だったけど、キリストの血が目に入って
白内障が治ったらしい。。
そして、ロンギヌスの槍は現在何本か残ってる。」だって。。。。
ちょっと、ちょっと、それは、、全て偽物ですか

小さな王冠の飾りなど、宝飾品も盛りだくさんで
中世オタクじゃなくても、楽しいよ。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」でジャック達海賊が略奪した品々は
こんなものだったのかなぁ?とか(笑)
そして、いよいよ大きなタペストリー(貴婦人と一角獣)が6枚飾ってある部屋へ。
確か、フランス人がデザインして、
オランダで織ったとか・・・そんなガイドが流れていたように思うけど。
五枚は五感を表していて、最後の一枚は六感だとか。
その六感のタペストリーが「ガンダム」に出てくるんだって。
ガンダムオタクでもあるおねえちゃんは感慨深げだわ。
ステンドグラスも宗教画だけではなく、
こんな可愛らしいものが・・・

お土産売り場も充実してて、いつもは欲しい物がない私だけど、
ここでは、貴婦人と一角獣のゴブラン織りのクッションカバーが
メチャクチャ欲しくなってしまったの。
でも、円安だし・・・
迷っていたらおねえちゃんが
「そごうで売ってるかも。もっと安いかも。」って言うから
諦めて帰ってきたの。
そして、そごうの初売りに行ったけど売ってなかったし、
似たようなものはもっと高かったわ

ああ、買えばよかった~

ローマ時代は意外と面白くて、
本当のローマに行ってみたくなったオクサンでした。
さあ、ホテルに戻るよ~。
プランタンもライトアップの時間でしょうか。
ラファイエットのショーウインドウは動く人形が賑やかだ。
おねえちゃんはパン屋で最後のお買い物。
もう、4時だ~

最後のご飯はホテルの斜め向かいのCAFEって決めてたの。
↑ いつも部屋から見ていたよ。
一番安い、ハンバーガーセットとコーヒーを注文。
円安ですから

中のお肉がとても美味しいです

満腹になってあとはお迎えの車を待つばかりです。
さよなら、「ホテル・クイーン・メアリー」

オペラ地区にある とっても可愛くて便利なホテル。
(最初に案内された2階のお部屋は最低だったけどね。)
ああ、10泊くらい、したかったわ

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